介護への就職を考えているあなた、「介護職員初任者研修」を取って
おくと有利だよ
「介護職員初任者研修」ってなに?
「介護職員初任者研修」とは、
働く上で必要な知識・技術を身に
つけていると証明できる資格だよ
「介護職員初任者研修」を持っていると、給与が上がる、仕事の幅が広がるなどおいしい点が盛りだくさん。
介護を目指すあなたが持っていて損のない資格です。
この記事ではそんなおいしい資格、「介護職員初任者研修」を解説しています。
この記事を読むと分る内容は
次のとおり
- 「介護職員初任者研修」を40代・50代にすすめる理由
- 「介護職員初任者研修」を持っているとおいしい点
- ほかの介護資格との違い
- どのような仕事をしているか
- 収入はどのくらいか
- 主な仕事先
- 「介護職員初任者研修」を取る方法
- かかる費用
- 「介護職員初任者研修」をおトクに取る方法
「介護職員初任者研修」を40代・50代にすすめる3つの理由
「介護職員初任者研修」をおススメする理由は次の3つ
理由 その1
40代・50代で働いている人が多い
介護業界では40代・50代が活躍しています。
介護で働く人のうち、
- 40代が全体の28.1%で第1位
- 50代が26.4%で第2位
を占めているのです。
同世代ががんばっていると励みに
なるね
参考:令和4 年度介護労働実態調査結果報告-介護労働者の就業実態と就業意識調査-
理由 その2
チャレンジする40代・50代が多い
「介護職員初任者研修」は、
40代・50代の方に人気のある資格なんだ
「介護職員初任者研修」を目指す人のうち
- 40代が全体の17.6%で第1位
- 50代が14.1%で第2位
を占めています。
参考:「介護職員初任者研修の実態把握と効果的・効率的な実施に関する調査研究事業報告書」
一般財団法人 長寿社会開発センター
理由 その3
介護職の需要が減らない
少子高齢化が進む日本では、介護職員のニーズが今後ますます増加します。
厚生労働省は、2022(令和4)年度に比べて介護職員の数を
・2026(令和8)年度までに約25万人
・2040(令和22)年度までに約57万人
に増やす必要があると発表しました。
出典:「第9期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について(令和6年7月12日)」別紙1
一方で、介護の現場で働く人の数は足りていません。
公共財団法人 介護労働安定センターの調査では、介護の事業所全体の約64%で職員が不足していると回答しました。
参考:『令和5年度「介護労働実態調査」結果の概要について』の8ページ 公益財団法人介護労働安定センター
結果的に、介護職は有効求人倍率が高い、つまり人手が不足しています。
特に訪問介護員(ホームヘルパー)で人手が不足しているんだ
データを確認すると
- 訪問介護員(ホームヘルパー)の有効求人倍率:14.19倍
- 施設介護員の有効求人倍率:3.23倍
ちなみに全業種の有効求人倍率は1.23倍(令和6年6月)です。
介護職は今後も「売り手市場」が
進んでいきそうだね
「介護職員初任者研修」があるとおいしい点 4つ
「介護職員初任者研修」を持って
いるメリットは次のとおり
おいしい点 その1
給料が増える
「介護職員初任者研修」を持っていると、持っていない人に比べて給与が年間約37万円も高くなるのです。
- 「介護職員初任者研修」の資格保持者
→30万0,240円 - 保有資格なし
→26万8,680円
参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」157ページの第102表
やっぱり収入が良い方がやる気が
出るよね
おいしい点 その2
仕事の幅が拡がる
「介護職員初任者研修」の資格があると次の3つの仕事ができるようになります。
- 身体介護
- 生活援助
- 訪問介護
なお「介護職員初任者研修」を持っていない人はこのうち、「2.生活援助」にしか携われません。
それぞれの具体的な内容は
こちらを見てね
おいしい点 その3
仕事が見つけやすくなる
「介護職員初任者研修」を40代・50代にすすめる理由」の「3.需要が減らない」でお伝えしたように、介護職は有効求人倍率が高い、つまり人手が不足しています。
全業種の有効求人倍率は1.23倍(令和6年6月)ですが、
- 訪問介護員(ホームヘルパー)の有効求人倍率:14.19倍
- 施設介護員の有効求人倍率:3.23倍
となっています。
介護職、特に訪問介護員は全業種の有効求人倍率を大幅に上回っており、仕事が探しやすい職種といえるでしょう。
「介護職員初任者研修」があれば
即戦力と期待され、仕事探しが
より有利になるね
おいしい点 その4
身内の介護に活かせる
将来家族で介護が必要な人が出た場合でも安心です。
介護の基本を知っていますので、自身の心身に負担をかけず介護できます。
介護を受ける側も、家族が介護してくれた方が安心だよね
ほかの介護資格との違い
介護の仕事として「ホームヘルパー2級」や「実務者研修」「介護福祉士」があります。
それぞれの資格はどのように違うのかをまとめました。
「ホームヘルパー2級」との違いは?
「介護職員初任者研修」と「ホームヘルパー2級」の仕事内容は
身体介護ができる点でほとんど変わらないんだ
「訪問介護員2級養成研修課程」、いわゆる「ホームヘルパー2級」は、2013年の制度変更により「介護職員初任者研修」に移行しました。
訪問介護だけでなく、全介護に対応できるように制度を変えたんだよ
「介護職員初任者研修」に変わって30時間の実習がなくなったり、修了試験が導入されたりなどの変更点がありました。
「介護福祉士実務者研修」の違いは?
「介護福祉士実務者研修」は、初任者研修よりも専門的な知識を身につけます。
いわば「介護職員初任者研修」の応用編の資格といえるでしょう。
2つの資格の違いは以下のとおり
「介護職員初任者研修」と「介護福祉士実務者研修」の違い
初任者研修 | 実務者研修 | |
科目数 | 9科目 | 20科目 |
受講時間 | 130時間 | 450時間 |
介護福祉士の受験資格 | なし | あり |
修了試験 | あり | なし 一部のスクールでは実施 |
サービス提供責任者になれるか | なれない | なれる |
サービス提供責任者とは、訪問介護サービスにおいて「ヘルパー」と「ケアマネジャー」の調整をする人なんだ
訪問介護事業所で配置が必須に
なっているよ
「サービス提供責任者」について、詳しくは下のリンクを見てね
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/0000106770.pdf
介護職の経験がない人は「介護職員初任者研修」から
両方の資格とも、実務経験の有無や持っている資格に関係なく受講が可能です。
じゃあ
介護職の経験がない人は
「介護職員初任者研修」と
「介護福祉士実務者研修」の
どちらを受けたらいいんだろう?
介護職の経験がない人は、先に
「介護職員初任者研修」を受ける
のがおススメだよ
「実務者研修」の内容は、ある程度の基礎知識を持っているのが前提となります。
介護職の経験がない人は、
「介護職員初任者研修」を受けて
基礎知識を身につけるのが無難
だね
また、「初任者研修」を持っていると「実務者研修」の受講時間が短くなります。
無資格からだと450時間かかる受講時間が320時間に短縮されます。
以上の点を考えると、
介護職の経験がない人は先に「介護職員初任者研修」を取る方がいいね
「介護福祉士」との違いは?
「介護福祉士」は、「介護職員初任者研修」の上級資格で、介護職唯一の国家資格です。
介護の専門的な知識・技術を証明できる資格になります。
残念ながら、「介護職員初任者研修」を持っていても、すぐに「介護福祉士国家試験」の受験資格は得られません。
じゃあ、どうすれば介護福祉士に
チャレンジできるの?
介護福祉士国家試験の受験資格を得るには4つのルートがあります。
このうち「介護職員初任者研修」の多くの方が「実務経験ルート」を進むと思われます。
この「実務経験ルート」で受験資格を得るには、2つの条件をクリアする必要があります。
- 介護職として実務経験を3年以上積む
- 「介護福祉士実務者研修」を修了する
そのほかに受験資格を得るルートは次のとおり
- 養成施設ルート
介護福祉士養成施設である福祉系の専門学校や大学を卒業して受験資格を得るルートです。 - 福祉系高校ルート
福祉系高校を卒業して受験資格を得るルートです。 - 経済連携協定(EPA)ルート
インドネシア、フィリピン、ベトナムから介護福祉士候補者として来日し、介護の実務経験を3年以上積んで、受験資格を得るルートです。
介護職のキャリアアップ
介護の仕事は、キャリアアップへのルートが明確なんだ
介護職のルートとしては、
「介護職員初任者研修」を取ってから経験を積み「介護福祉士実務者研修」を受ける。
その後国家資格である「介護福祉士」を目指し、より上位職の「認定介護福祉士」や「ケアマネージャ」
まで至ります。
介護職員初任者研修
介護福祉士実務者研修
介護福祉士
認定介護福祉士またはケアマネージャ
ルートがはっきりしているから
キャリアアップの計画が立てやすいね
「介護職員初任者研修」を取った人は、どんな仕事をしているか
「介護職員初任者研修」を取ると
どんな仕事ができるの?
それぞれの仕事の具体的な内容は
次のとおりだよ
「介護職員初任者研修」を持っている人の仕事 その1
身体介護
「身体介護」とは、
利用者の身体に直接触れて行う
介助サービスをいうよ
具体的には、食事や排せつ、入浴、外出の介助などです。
身体介護は、身体を支えたり持ち上げたりするなど、介護についての専門的な知識やスキルが不可欠。
このため、「介護職員初任者研修」以上の介護系資格を持っていなければ、通常は身体介護を行えません。
身体介護の内容は次のとおり
身体介護のサービス その1
食事介助
食事をうまくできるように行う介助です。
具体的には
- 食事の準備
(調理や配膳) - 摂食
(食べ物を口まで運ぶ) - 口腔ケア
(口腔内の雑菌を洗い流すうがいや、唾液の分泌を促す口腔体操
などです。
身体介護のサービス その2
衣類の着脱
本人ができない衣服の着脱をサポートする仕事です。
服の着替えは、皮膚を清潔に保てるから病気の予防につながるんだ
身体介護のサービス その3
入浴介助
自力で入浴できない人に他者が行う入浴のサービスです。
入浴介助の内容は次のとおり
- 入浴の準備、入浴に伴う衣類の着脱
- 全身を洗う
- 洗顔・洗髪・足のみなどの部分浴
- 全身を拭いてあげる
身体介護のサービス その4
排せつ介助
自分では排せつが難しくなった人、排せつ機能に障害がある人の介助です。
排せつ介助の内容は次のとおり
- トイレまでの誘導や排せつの手伝い
- 排せつに伴う衣類の着脱やオムツ交換
- 汚物の始末
身体介護のサービス その5
体位変換
自力では体の位置を変えるのが難しい人の介助です。
床ずれや感覚まひを予防する
ためにも大事なんだ
身体介護のサービス その6
移動介助
起きる・座る・立つ・歩くなどの移動を介助します。
身体介護のサービス その7
外出介助
一人で外出できない人に行う介助で、病院やデイサービスへの付き添いなどを行います。
「介護職員初任者研修」を持っている人の仕事 その2
生活援助
生活援助は日常生活の家事を代行する仕事で、日常生活の手伝いが目的です。
買い物や料理、掃除、送迎などが当てはまります。
生活援助の具体的なサービスは以下のとおり
- 食事の準備、料理、後片付け
- 掃除
- 洗濯
- 買い物代行
- 通院の付き添いや車のに乗り降りする際の介助
身体介護と違い、生活援助は基本的には相手の身体には触れません。
「介護職員初任者研修」を持っている人の仕事 その3
訪問介護
訪問介護とは、訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の家を訪問し、身体介護や生活援助を行うサービスです。
訪問介護では、基本的に一人で訪問して「身体介護」や「生活援助」を提供します。
一人で「身体介護」と「生活援助」に対応する必要があるから
「介護職員初任者研修」以上の資格がないと担当できないんだ
「介護職員初任者研修」を持つ人の月収
月給・常勤の場合 30万0,240円
日給・非常勤の場合 15万0,490円
時給・非常勤の場合 11万5,790円
参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」157ページの第102表
「介護職員初任者研修」を持つ人の主な仕事先
「介護職員初任者研修」の資格を
持っている人が働いている現場は
次のとおり
・訪問介護事業所
・特別養護老人ホーム
原則として要介護3以上の高齢者が入居する施設です。
・介護付き有料老人ホーム
民間企業が運営する施設です。
24時間介護スタッフが常駐し、身の回りの世話や、食事、入浴、排せつなどの介助サービスを受けます。
・グループホーム
医師から認知症の診断を受けた人が入居する施設です。
・デイサービスセンター
日帰りで利用する施設です。
家と施設間の送迎や、食事、排せつなどの介助、運動やレクリエーションなどのサービスを受けます。
・病院
医師や看護師の指示を受け、患者の介助や移動をサポートします。
・商業施設やホテル
高齢者の利用客の接客やサポートします。
「介護職員初任者研修」を取る方法
受講資格
年齢や学歴、国籍などいっさいなし
どこで「介護職員初任者研修」の資格を取るか
「介護職員初任者研修」は研修を実施している民間の介護スクールに通学して取ります。
「座学」に関しては通信講座を利用するのも可能だよ
通信講座の場合、座学を通信教材を使って自宅で学習、実技は介護スクールに通います。
「介護職員初任者研修」を取るまでの流れ
「介護職員初任者研修」を取るまでの流れは次のとおり
「介護職員初任者研修」を取るまでの流れ その1
130時間の講習を受ける
講習は座学が最大40.5時間、実技演習が89.5時間に配分されています。
座学に関しては、通信教育でも受けられます。
講習のカリキュラム
学習する内容と時間数は次のとおりです。
学習項目 | 学習時間 |
職務の理解 | 6時間 |
介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
介護の基本 | 6時間 |
介護・福祉サービスの理解と医療の連携 | 9時間 |
介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
老化の理解 | 6時間 |
認知症の理解 | 6時間 |
障がいの理解 | 3時間 |
こころとからだのしくみと生活支援 | 75時間 |
講義の振り返り | 4時間 |
合計 | 130時間 |
カリキュラムの具体的な内容
「職場の理解」
- 介護職員はどのような仕事をするのか
- 介護保険などでは、どのようなサービスが認められているか
介護における尊厳の保持・自立支援
- 介護を受ける人の人権や個人の尊厳を尊重すること
- 虐待の防止や生活の質をどのように維持するか
- 自立支援や介護予防をどのように促すか
介護の基本
- 介護職の役割や専門性、職業倫理とは何か
- 介護を行う上での事故予防や、自分自身のストレスマネジメントをどのように図るか
介護・福祉サービスの理解と医療との連携
- 介護保険制度の理念や仕組み
- 介護・福祉サービス、医療との連携をどのように進めるか
介護におけるコミュニケーション技術
- 介護を受ける人とその家族と、どのようにコミュニケーションを取るか
- 施設のスタッフとどのように連携をはかるか
老化の理解
- 加齢に伴い心や体に起きる変化や、変化による日常生活に及ぼす影響を理解する
- 高齢者に必要な健康管理や病気を理解する
認知症の理解
- 認知症に対する理解や健康管理を理解する
- 認知症が原因で発生する心の状態や行動の特徴を理解する
- 認知症患者の家族をどのように支援するか
障がいの理解
- 障害の概念や障害福祉の基礎知識
- 障がいに伴う心理や行動の特徴は、どんなものがあるか
- 家族をどのようにケアするか
こころとからだのしくみと生活支援技術
(実技演習)
安全に介護サービスを提供するために必要な知識や技術を習得する
「実技演習」の詳細はこちら
振り返り
- すべての講義演習を終えたあとに研修全体を振り返る
- ヘルパーとしての心構えを知る
ここまでの参考:「厚生労働省 介護員養成研修の取扱細則について」
初任者研修での実技演習
実技演習の内容は主に身体介護の訓練です。
具体的な訓練内容は次のとおり
ベッドメイキング
必要な用品をそろえ、ベッドを作業しやすい高さに調整してベッドメイクします
衣類の着脱
椅子に座り、片マヒになった状態の介護者の衣類着脱を訓練します
体位交換
あおむけになった対象者が起き上がりやすくなるよう介助します
食事介助
まずメニューを介護する人に説明
次にしっかり噛んで飲みこんでいるかを確認しながら、食事を口に運びます
水分補給の介助
咳きこまないよう、少しずつ口に運びます
口腔ケア
口腔ケア用のブラシを使用
ブラシの水分は少なめにし、声をかけながら口の中をみがいていきます
入浴介助
溺水とヒートショックに注意して、介護者の入浴を介助します
排せつ介助
片マヒの状態の対象者をポータブルトイレへ移乗させます
排せつをしている間はひざかけを掛けるなど、排せつをしている部分を隠す配慮も必要です
入浴介助
歩行や移乗の介護
片マヒの状態の方を対象者とし、車いすへの移乗介助を訓練します
「介護職員初任者研修」を取るまでの流れ その2
修了試験に合格する
修了試験は全国統一の方式はなく、研修を実施するスクールが独自に実施しています。
ただ、試験内容や難易度は方針
が決まっているから、スクールごとに合格率の差は出ていない
ようだよ
なお修了試験は、選択式または記述式の筆記試験で行います。
「介護職員初任者研修」を取るまでの費用
「介護職員初任者研修」の受講費用の相場は、約4万円〜10万円。
ただスクールや地域によっても差があります。
詳細は各スクールに確認してください。
でも受講費用は、決して安くないよね
おトクに「介護職員初任者研修」を取れる方法があるよ
詳しくはつぎを見てね
おトクにとるにはどうすればいいか
”おトク”に「介護職員初任者研修」を取るには次の方法があります。
おトクに「介護職員初任者研修」を取る方法 その1
給付金や助成金を利用する
国や地方自治体では、
「介護職員初任者研修」を取ろうとする人への助成制度を
設けているんだ
その1 教育訓練給付制度
教育訓練給付制度は、厚生労働大臣の指定する初任者研修講座を修了すると最大で受講料の40%(上限20万円)が給付されます。
「介護職員初任者研修」は、「一般訓練給金」と「特定一般訓練給付金」の対象です。
「教育訓練給付制度」は次の記事で詳しく解説しているよ
ぜひ見てみて!
その2 自立支援教育訓練給付金事業
「自立支援教育訓練給付金事業」は、厚生労働省が自治体と協力して母子・父子家庭の経済的な自立を支援する事業だよ
対象となる教育訓練を受講し、修了した場合にその経費の60%(下限は1万2,001円、上限は修学年数✕最大40万円、合計最大160万円)が支給されます。
参考:子ども家庭庁「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業について」
その3 市区町村が実施する「初任者研修助成金制度」
初任者研修助成金制度は、
「介護職員初任者研修」の受講費用の一部または全額を地方自治体が
補助する制度
助成金制度は、市区町村がそれぞれ実施しており、支給額や支給対象などの条件も異なります。
利用する場合は必ず、市町村役場に問い合わせてね
おトクに「介護職員初任者研修」を取る方法 その2
ハローワークを利用する
ハローワークでは、再就職や転職を目指す求職者が無料の職業訓練を
受けられる制度があるんだ
「介護職員初任者研修」も職業訓練の中に含まれているのです。
職業訓練は受講料が無料、加えて月10万円の生活支援給付金を受けられます。
職業訓練の制度は次の2種類だよ
その1 求職者支援制度
雇用保険の受給資格のない方が対象
(自営業や主婦、前職で雇用保険に加入していなかった方など)
その2 公共職業訓練
雇用保険に加入していた方が対象
ただし、
職業訓練は、申し込み後に面接や
筆記試験などの選考があるんだって
だから希望者全員が受けられるわけではないんだよ
「介護職員初任者研修」は人気の資格なため、選考を通過する倍率が高い状態が続いています。
職業訓練の詳細はハローワークに相談してね
「介護職員初任者研修」を取るまでにかかる時間
通学講座と通信講座でかかる時間は次のとおりです。
通学講座の場合
通学講座では、
- 学科学習(40時間)
- 実技スクーリング(90時間)
を受講します。
平均的な通学日数は次のとおり
- ほぼ毎日通える場合・・・1ヶ月~1ヶ月半
- 週2回程度通う場合・・・4ヶ月~6ヶ月
通信講座の場合
通信講座は、座学を通信教材を使って自宅で学習、実技は教育機関に通って受講します。
学習期間は平均約3ヶ月です。
介護職員初任者研修の試験の難易度・合格率
「介護職員初任者研修」の合格率は、どのスクールも公表していません。
でも、講習をちゃんと受ければ、
ほぼ100%合格すると
いわれているよ
修了試験は理解度の確認、という位置づけですので試験の難易度は低いといえるでしょう。
介護職へのファーストステップには「介護職員初任者研修」
介護職は、40代・50代にとって
未経験でも始めやすく、続けやすい仕事の一つ
その介護職でキャリアを積む第一歩になるのが「介護職員初任者研修」だね
しかも資格を持っているとおいしい点がいっぱい
資格ゲットに向けてがんばる意味があるよね
なお、このブログでは、「介護職員初任者研修」以外にも40代・50代におすすめの資格を紹介しています。
ご覧いただければあなたにもっと
ピッタリな資格が見つかるかも
40代の方におすすめの資格は
こちら
50代の方におすすめの資格は
こちら
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