資格を取る際にかかるお金に
悩んでいる人に朗報だよ!
資格は取りたいけれど「先立つものが不安だ」という人は多いのではないでしょうか。
キャリアアップのために資格を取りたいけど
お金がかかるしな・・・
「お金を出してくれ」と
妻に頼んでも
怒られるだろうな・・・
資格を取りたいけど生活に
まわすお金で手一杯だよ!
資格を取りたいけれど、お金の面が不安な方に対し国は手を差し伸べているのです。
国が認めた資格をとるための講座を
やり遂げればもらえる
「教育訓練給付金」の制度が
あるんだよ
教育訓練給付金とは
教育訓練給付金ってなに?
働いている人や求職中の人が、
指定された講座を修了すると、
支払った費用の一部がもらえる
お金だよ
給付金は、誰でももらえるの?
年齢に関係なくもらえるよ
ただ、お金をもらうには条件が
あるんだ
この記事で給付金をもらう方法を
解説しているよ
なお、名前が似ている給付金で「教育訓練支援給付金」があります。
「教育訓練給付金」と「教育訓練支援給付金」は別の制度です。
「教育訓練給付金」は年齢に関係なくもらえますが、「教育訓練支援給付金」の対象は45歳未満になります。
他にも条件は異なります。
「専門教育支援給付金」の詳細は
「教育訓練給付制度があなたのキャリアアップを支援します」|政府広報オンライン
の「5.専門性を高めて更なるキャリアアップを目指すかたに」を参照してください。
教育訓練給付金は3種類
給付金は3種類あるんだよね
3種類の教育訓練給付金
- 一般教育訓練給付金
- 特定一般教育訓練給付金
- 専門実践教育訓練給付金
給付金ごとに対象となる講座や
支給される金額の上限が違うんだ
3種類の教育訓練給付金 その1
一般教育訓練給付金
厚生労働大臣が指定した一般教育訓練を修了するともらえるのが、「一般教育訓練給付金」です。
もらえる金額
支払った受講費用の20%、年間で上限10万円までもらえます。
対象となる資格や試験
対象は、おおむね1年以内に
身につく講座だよ
仕事に役立つスキルの身につける
のが目的なんだ
「一般教育訓練給付金」がもらえる具体的な資格などは、下のサイトをご覧ください。
「一般教育訓練給付金」をもらう
条件や流れは
以下のリンクを見てね
「一般教育訓練給付金」をもらうための条件はこちら
「一般教育訓練給付金」をもらうまでの流れはこちら
3種類の教育訓練給付金 その2
特定一般教育訓練給付金
厚生労働大臣が指定した特定一般教育訓練を修了するともらえるのが、「特定一般教育訓練給付金」です。
もらえる金額
支払った受講費用の40%、年間で上限20万円までもらえます。
対象となる資格や試験
対象は、ニーズが高い職種の人材を育てる講座なんだ
あなたの速やかな再就職とキャリアを築くサポートをするのが目的だよ
対象となる講座は、以下のとおりです。
〇業務独占資格の資格取得を目標とする課程
例:中小企業診断士、行政書士、大型特殊自動車免許など
〇情報通信技術の資格のうち、ITSSレベル2」以上の資格取得を目標とする課程
例:基本技術者情報試験
など
くわしくは以下のサイトをご覧ください。
教育訓練給付の講座指定の対象となる主な資格・試験など|厚生労働省
「特定一般訓練給付金」を
もらう条件や流れは
以下のリンクを見てね
「特定一般教育訓練給付金」をもらうための条件はこちら
「特定一般教育訓練給付金」をもらうまでの流れはこちら
3種類の教育訓練給付金 その3
専門実践教育訓練給付金
厚生労働大臣が指定した専門実践教育訓練を修了するともらえるのが、「専門実践教育訓練給付金」です。
もらえる金額
支払った受講費用の50%、年間で上限40万円までもらえます。
さらに、受講終了後1年以内に目標とする資格の取得などの条件を満たすと、受講費用の20%、年間で上限16万円を追加でもらえます。
対象となる資格や試験
対象は、専門性が高く長期的な
キャリアアップにつながる講座だよ
あなたの中長期的なキャリアを築くサポートをするのが目的なんだ
対象となる講座などは、次のとおりです。
〇独占業務の資格取得を目標とする講座
例:介護福祉士、保育士、調理師など
〇大学院・大学・短期大学などの課程
〇専門職大学院の課程
例;MBA、法科大学院、教職大学院 など
など
詳しくは次のサイトをご覧ください
教育訓練給付の講座指定の対象となる主な資格・試験など|厚生労働省
「専門実践教育訓練給付金」を
もらう条件や流れは
下のリンクを見てね
「専門実践教育訓練給付金」をもらうための条件はこちら
「専門実践教育訓練給付金」をもらうための流れはこちら
教育訓練給付金の対象になるもの
教育訓練給付金の対象になるのは、次の3つです。
- 入学料
- 受講料
- キャリアコンサルティング費用
→任意で受けたキャリアコンサルタントによる有料のコンサルティング費用のことです。
「一般教育訓練給付金」を受ける人のみ申請できます。
以下の費用は対象にならないので
注意しよう
教育訓練給付金の対象にならないもの
- 検定試験の受験料
- 補助教材費
- 教育訓練の補講費
- 受講のための交通費
- パソコンなどの機材費用
- クレジット会社に対する手数料
- 支給申請時点での未納額
など
受講する講座を決める前に確認すべき2つの点
受講する講座を決める前に
次の2点を確認してね
確認すべき2つの点 その1
教育訓練給付をもらう条件をあなたが満たしているか
あなたがお金をもらえるかは、3つの給付金ごとに条件が変わります。
条件の違いは、以下の項目で解説していますので参照してください。
確認すべき2つの点 その2
目指す資格や講座などが、教育訓練給付金の対象となっているか
教育訓練給付金の対象でない講座を受けても、給付金はもらえません。
給付金をもらえる講座かを確認するには次の方法があるよ
1.Webサイトの「厚生労働大臣教育訓練講座検索システム」で検索する
2.ハローワークで調べる
お住まいの近くのハローワークでも対象となる講座を確認できます。
全国のハローワーク
「一般教育訓練給付金」「特定一般教育訓練給付金」をもらうための条件
給付金をもらえる人は次の2つの条件のうち、どちらかに当てはまる人です。
給付金をもらうための条件 その1
雇用保険に加入している一般被保険者と高年齢被保険者の場合
現在雇用保険に加入している人は、次の条件を満たす必要があります。
・ 教育訓練の受講開始日に、支給要件期間が3年以上ある
支給要件期間ってなに?
「支給要件期間」とは、同一の事業主に
・一般被保険者
・高年齢被保険者
・短期雇用特例被保険者
として雇用された期間だよ
給付金をもらうための条件 その2
雇用保険に加入していた一般被保険者と高年齢被保険者の場合
以前雇用保険に加入していた人は、以下の2つの条件を満たす必要があります。
・ 離職した日の翌日以降、受講開始日までが1年以内
かつ
・支給要件期間が3年以上ある
特例
〇「一般教育訓練給付金」や「特定一般教育訓練給付金」を初めてもらう人
支給要件期間が3年でなく、1年以上あれば給付金をもらえます。
条件を満たしてももらえないケース
〇3つの教育訓練給付金のうち、一つでももらったことがある人
前回に給付金をもらってから受講開始日の前日までに3年以上経っていないと、今回の受講では給付金をもらえません。
参考: 教育訓練給付制度があなたのキャリアアップを支援します|政府広報オンライン
「専門実践教育訓練給付金」をもらうための条件
専門実践教育訓練給付金をもらえる人は、1,2のいずれかに該当する人です。
専門実践教育訓練給付金をもらうための条件 その1
雇用保険に加入している一般被保険者と高年齢被保険者の場合
現在雇用保険に加入している人は、次の条件を満たす必要があります。
・ 教育訓練の受講開始日に、支給要件期間が3年以上ある
「支給要件期間」とは
こちらを見てね
専門実践教育訓練給付金をもらうための条件 その2
雇用保険に加入していた一般被保険者と高年齢被保険者の場合
以前雇用保険に加入していた人は、以下の2つの条件を満たす必要があります。
・離職した日の翌日以降、受講開始日までが1年以内
かつ
・支給要件期間が3年以上ある
特例
〇 今回初めて「専門実践教育訓練給付金」をもらう人
支給要件期間が3年でなく、2年以上あれば給付金をもらえます。
「支給要件期間」とは
こちらを見てね
条件を満たしてももらえないケース
受講開始日の前日から3年以内に、教育訓練給付金のうちひとつでももらったことがある人は、専門実践訓練給付金の対象になりません。
ただし、2014(平成16年)年10月1日よりも前に教育訓練給付金をもらった場合は給付金がもらえます。
その場合、過去の受給に関する受講開始日から今回の受講開始日までに、通算2年以上雇用保険に加入していることが必要です。
参考: 教育訓練給付制度があなたのキャリアアップを支援します|政府広報オンライン
「給付金もらえるの?」わからなければ「支給要件照会」
「自分は特例で給付金をもらえるか?」
「前に給付金をもらったけど、今回はもらえるのか?」
など自分が給付金をもらえるかはっきりしない場合もあるでしょう。
そんなときはハローワークで「支給要件照会」の手続きをすると、給付金がもらえるか調べられます。
全国のハローワーク
支給要件照会とは
「支給要件照会」とは、給付金をもらう条件を満たしているかをハローワークに問い合わせて回答を得る手続きです。
支給要件照会をするとわかる内容は次のとおりです。
- 受講開始(予定)日に給付金をもらう資格が発生しているか
- 自分が受けようとする講座が給付金の対象になっているか
支給要件照会の方法
支給要件を紹介するには、本人の居住所を管轄するハローワークに必要な書類を提出します。
提出方法は
- 直接ハローワークに出向く
- 郵送
- 電子申請
があります。
なおハローワークに出向くと、その場でおよそ10分程度待てば回答を得られます。
全国のハローワーク
必要書類
〇マイナンバーカード
マイナンバーカードを持ってないと
・運転免許証などの身分証明書
と
・通知カードなど、マイナンバーが記載されている書類
が必要になるよ
支給要件照会の結果
照会結果は「教育訓練給付金支給要件回答書」によって結果が通知されます。
給付金がもらえるとわかったら
自分が対象者だとわかったら、給付金をもらう手続きを進めましょう。
給付金は、以下の方法で申請します。
それぞれの給付金をもらうまでの流れはリンク先を参照してください。
一般教育訓練給付金をもらうまでの流れ
「一般教育訓練給付金」をもらう
までの流れは次のとおり
- 講座を申込み、受講する
- 講座を修了する
- 給付金を申請する
「一般教育訓練給付金」をもらうまでの流れ その1
講座を申込み、受講する
それぞれの教育機関に講座を申し込み、勉強を開始します。
給付金は講座を修了してからもらう仕組みだから入学金や受講料は
先に自分で支払うんだ
「一般教育訓練給付金」をもらうまでの流れ その2
講座を修了する
カリキュラムをこなし、講座を修了します。
給付金をもらうためには、講座を修了するまでに2つの条件をクリアする必要があります。
- 必須課題をすべて提出する
- 修了課題の得点や評価が基準点以上
2つの条件を満たしていれば
資格試験に合格できなくても
給付金を受け取れるんだ
でも受講を途中でやめてしまったら
給付金はもらえないよ
「一般教育訓練給付金」をもらうまでの流れ その3
給付金を申請する
給付金の申請の仕方や
提出する書類などは
次のとおり
申請先
申請先は、住所を管轄するハローワークです。
ハローワークの所在地は以下のリンクで確認できます。
申請期間
申請手続きは、教育訓練の受講修了日の翌日から起算して1カ月以内に行います。
提出する書類
添付書類
必ず提出する書類
〇教育訓練修了証明書
教育機関が発行する書類です。
修了すれば送られてくるか、
自分で申請するかは
教育機関で異なるんだ
ご自身で確認してね
〇領収書
所定の期間内に条件を満たして
修了すれば、受講修了後にあなたの宛名が入った領収書(クレジット
カードの場合はクレジット契約証明書)が送付されるよ
あなたが請求する必要はないんだよ
〇マイナンバーカード
マイナンバーカードを持っていない場合
・運転免許証などの身分証明書
と
・通知カードなど、マイナンバーが記載されている書類
が必要になるよ
該当する場合に提出する書類
〇 任意で受けたキャリアコンサルティングの費用の支給を申請する場合
- キャリアコンサルティングの費用に係る領収書
- キャリアコンサルティングの記録
- キャリアコンサルティング実施証明書
〇返還金明細書
「領収書」
や
「クレジット契約証明書」
が発行された後で教育訓練経費の
一部が教育訓練施設か還付された(される)場合に必要だよ
〇給付金を受け取る口座の通帳またはキャッシュカード
雇用保険関係の手続きで「払渡希望金融機関指定届」を届けていない場合や、金融機関等に変更がある場合に必要です。
申請の際に口座が間違っていないかハローワークの担当者が確認する
から、実際の通帳やカードを持参
する必要があるんだ
〇委任状
代理人申請の場合
特定一般教育訓練給付金をもらうまでの流れ
「特定一般教育訓練給付金」をもらうまでの流れは次のとおり
- 受講開始日の2週間前までに「受給資格確認」を受ける
- 講座を申込み、受講する
- 講座を修了する
- 給付金を申請する
「特定一般教育訓練給付金」をもらうまでの流れ その1
受講開始日の2週間前までに「受給資格確認」を受ける
特定一般教育訓練給付金をもらう場合は、講義が始まる2週間前までに、「受給資格確認」を受ける必要があります。
「受給資格確認」を得るまでの流れは以下のとおり
「受給資格確認」をもらうまでの流れ その1
ジョブカードを作成する
ジョブカードとは、自分の職務経歴や学習歴、職業訓練の経験、所持している免許・資格などをまとめた書類です。
ハローワークではジョブカードを求職活動、職業能力開発などで活用しています。
ジョブカードの詳細は以下のリンクを見てね
マイジョブ・カード(厚生労働省)
ジョブカードは
「受給資格確認」を申請する際に
必要になるよ
「受給資格確認」をもらうまでの流れ その2
訓練前キャリアコンサルティングを受ける
訓練前キャリアコンサルティングでは、自分の経歴や適性をふまえて
- どんな仕事を選べばいいか
- どのように将来のキャリア設計やスキルアップをはかるか
を「キャリアコンサルタント」という国家資格を持っているプロに相談にのってもらったり、 アドバイスをもらったりできます。
コンサルティングの際には、自分で作成したジョブカードを
コンサルタントのチェックを受けて完成させるよ
コンサルティングはハローワーク、キャリア形成・リスキリング支援センターで受けることができます。
「受給資格確認」をもらうまでの流れ その3
「受給資格確認」を受ける手続きを行う
受給資格確認を受けるためには、下記の書類をハローワークに提出します。
1.申請先
特定一般訓練給付金の申請先は、あなたの住所を管轄するハローワークです。
ハローワークの所在地は以下のリンクで確認できます。
2.提出書類
添付書類
必ず提出する書類
〇ジョブカード
〇マイナンバーカード
マイナンバーカードを持っていない場合
・運転免許証などの身分証明書
と
・通知カードなど、マイナンバーが記載されている書類
が必要になるよ
該当する場合に提出する書類
〇 給付金を受け取る口座の通帳・キャッシュカード
雇用保険関係の手続きで「払渡希望金融機関指定届」を届けていない場合や、金融機関等に変更がある場合に必要です。
申請の際に口座が間違っていないかハローワークの担当者が確認する
から、実際の通帳やカードを持参する必要があるんだ
〇 専門実践教育訓練給付および特定一般教育訓練給付再受給時報告
過去に専門実践教育訓練給付及び特定一般教育訓練給付を受給したことがある場合に必要です。
「受給資格確認」をもらうまでの流れ その4
「受給資格確認通知書」の発行
受給資格確認が決定すると
「受給資格確認通知書」が発行されるよ
「受給資格確認通知書」は受講を
修了したあと給付金を申請するときに必要だから、なくさないように
取っておこう
「特定一般教育訓練給付金」 をもらうまでの流れ その2
講座を申込み、受講する
それぞれの教育機関に講座を申し込み、勉強を開始します。
給付金は講座を修了したあともらう仕組みだから入学金や受講料は先に自分で支払うんだ
「特定一般教育訓練給付金」 をもらうまでの流れ その3
講座を修了する
カリキュラムをこなし、講座を修了します。
給付金をもらうためには、以下の条件をクリアする必要があります。
- 必須課題をすべて提出する
- 修了課題の得点や評価が基準点以上である
2つの条件を満たせば
資格試験に合格しなくても
給付金を受け取れるんだ
でも受講を途中でやめたら
給付金はもらえないよ
「特定一般教育訓練給付金」 をもらうまでの流れ その4
給付金を申請する
給付金の申請の仕方や提出する書類などは次のとおり
申請先
「特定一般訓練給付金」の申請先は、あなたの住所を管轄するハローワークです。
ハローワークの所在地は、以下のリンクで確認できます。
申請期間
申請手続きは、教育訓練の受講修了日の翌日から起算して1カ月以内に行います。
提出書類
注意点をひとつ
「教育訓練給付金支給申請書」
(受講後に給付金をもらうために申請する書類)
と
「教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票」
(受講開始前に受給資格確認を取るために提出する書類)
とは、別の書類です。
書類を間違えやすいから注意してね
添付書類
必ず提出する書類
〇 教育訓練給付金(特定一般教育訓練)受給資格確認通知書
受給資格確認を受けた際に
ハローワークから交付された書類
だよ
〇教育訓練修了証明書
教育機関が発行する書類です。
修了すれば送られてくるか、
自分で申請するかは
教育機関で異なるんだ
ご自身で確認してね
〇マイナンバーカード
マイナンバーカードを持っていない場合
・運転免許証などの身分証明書
と
・通知カードなど、マイナンバーが記載されている書類
が必要になるよ
〇領収書
所定の期間内に条件を満たして
修了すれば、受講修了後にあなたの宛名が入った領収書(クレジット
カードの場合はクレジット契約証明書)が送付されるよ
あなたが請求する必要はないんだ
該当する場合に提出する書類
〇返還金明細書
「領収書」
や
「クレジット契約証明書」
が発行された後で教育訓練経費の一部が教育訓練施設か還付された(される)場合に必要だよ
〇給付金を受け取る口座の通帳またはキャッシュカード
雇用保険関係の手続きで「払渡希望金融機関指定届」を届けていない場合や、金融機関等に変更がある場合に必要です。
申請の際に口座が間違っていないかをハローワークの担当者が確認するから、通帳やカードを持参する必要があるんだ
参考:特定一般教育訓練の「教育訓練給付金」に関する支給申請手続きのご案内|厚生労働省
「専門実践教育訓練給付金」をもらうまでの流れ
「専門実践教育訓練給付金」を
もらうまでの流れは次のとおり
- 受講開始日の2週間前までに「受給資格確認」を受ける
- 講座を申込み、受講する
- 6ヶ月ごとに、ハローワークで支給金を申請する
「専門実践教育訓練給付金」 をもらうまでの流れ その1
受講開始日の2週間前までに「受給資格確認」を受ける
専門実践教育訓練給付金をもらうためには、講義開始の2週間前までに「受給資格確認」を受ける必要があります。
「受給資格確認」を得るまでの流れは以下のとおり
「受給資格確認」をもらうまでの流れ その1
ジョブカードを作成する
ジョブカードは、職務経歴や学習歴、職業訓練の経験、持っている免許・資格などをまとめた書類です。
ハローワークでは、ジョブカードを求職活動や職業能力開発などで活用しています。
ジョブカードは「受給資格確認」を申請する際に必要となります。
ジョブカードの詳細は以下のリンクを見てね
マイジョブ・カード(厚生労働省)
「受給資格確認」をもらうまでの流れ その2
訓練前キャリアコンサルティングを受ける
訓練前キャリアコンサルティングでは、自分の経歴や適性をふまえて
- どんな仕事を選ぶといいのか
- 将来のキャリア設計やスキルアップをどのようにはかるか
などを国家資格の「キャリアコンサルタント」を持っている人に相談できたり、アドバイスをもらったりすることができます。
コンサルティングの際には、作成したジョブカードをキャリアコンサルタントのチェックを受けて完成させます。
コンサルティングは
・ハローワーク
・キャリア形成・リスキリング支援センター
で受けることができるよ
全国のハローワーク
キャリア形成・リスキリング支援センター
「受給資格確認」をもらうまでの流れ その3
「受給資格確認」を受ける手続きを行う
受給資格確認を受けるためには、下記の書類をハローワークに提出します。
1.申請先
受給資格確認の申請先は、あなたの住所を管轄するハローワークです。
ハローワークの所在地は以下のリンクで確認できます。
全国のハローワーク
2.提出書類
添付書類
必ず提出する書類
〇ジョブカード
〇マイナンバーカード
マイナンバーカードを持っていない場合
・運転免許証などの身分証明書
と
・通知カードなど、マイナンバーが記載されている書類
が必要になるよ
詳しくはこちら
該当する場合に提出する書類
〇写真2枚
6か月以内に撮影した正面、上三分身、縦3.0cm×横2.4cmの写真
電子申請する場合や申請の際にマイナンバーカードを提示しない場合に必要。
〇専門実践教育訓練給付および特定一般教育訓練給付再受給時報告
過去に
「専門実践教育訓練給付金」
や
「特定一般教育訓練給付金」
をもらっていたら必要だよ
〇給付金を受け取る口座の通帳
またはキャッシュカード
雇用保険関係の手続きで「払渡希望金融機関指定届」を届けていない場合や、金融機関等に変更がある場合に必要です。
申請の際に口座が間違っていないかハローワークの担当者が確認する
から、実際の通帳やカードを持参
する必要があるんだ
「受給資格確認」をもらうまでの流れ その4
「受給資格確認通知書」の発行
受給資格確認が決定すると、「受給資格確認通知書」が発行されます。
「受給資格確認通知書」は受講を
修了したあと給付金を申請するときに必要になるよ
なくさないように取っておこう
「専門実践教育訓練給付金」をもらうまでの流れ その2
講座を申込み、受講する
それぞれの教育機関に講座を申し込み、勉強を開始します。
資格ゲット目指して
ファイト!!
なお、給付金は勉強を開始したあともらう仕組みです。
入学金や受講料は先に自分で支払います。
「専門実践教育訓練給付金」をもらうまでの流れ その3
6ヶ月ごとにハローワークで支給金を申請する
専門実践教育訓練給付金は、終了後に一括でもらうのではありません。
6か月ごとに申請して給付金をもらうシステムです。
6か月間に支払った費用の50%がもらえます。
申請先
申請先は、住所を管轄するハローワークです。
ハローワークの所在地は以下のリンクで確認できます。
全国のハローワーク
申請期間
原則として受講開始から6か月ごとの期間(支給単位期間)の終了から1か月以内
提出書類
添付書類
必ず提出する書類
〇教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証
または
教育訓練受給資格通知
受給確認を受けた際にハローワークが交付する書類です。
〇受講証明書または教育訓練修了証明書
〇領収書
所定の期間内に条件を満たして
修了すれば、受講修了後にあなたの宛名が入った領収書(クレジット
カードの場合はクレジット契約証明書)が送付されるよ
あなたが請求する必要はないんだよ
該当する場合に提出する書類
〇マイナンバーカード
受給資格確認の際に写真の提出を省略した人は
マイナンバーカードの提示が必要だよ
〇返還金明細書
「領収書」
や
「クレジット契約証明書」
が発行された後で教育訓練経費の一部が教育訓練施設か還付された(される)場合に必要だよ
〇専門実践教育訓練給付最終受給時報告
6カ月ごとに受けていた給付金を最後に受けるときに必要
追加給付を受ける場合
専門実践教育訓練給付金の受給資格者が一定の条件を満たすと、給付率は70%となります。
すでに50%分は支給済みのため、残りの20%分が一括でもらえます。
追加給付を受ける3つの条件
追加給付を受けるためには、次の3つの条件すべてを満たす必要があります。
1.専門実践教育訓練を修了したこと
2.資格の取得
・専門実践教育訓練が修了する前
または
・修了してから1年以内
にあらかじめ教育訓練で取得が定められた資格を取る
3.就職
当該専門実践教育訓練を修了した日の翌日から起算して1年以内に
・一般被保険者等として雇用された
または
・一般被保険者等として雇用されている
追加給付の申請方法
1.申請先
申請先は、住所を管轄するハローワークです。
ハローワークの所在地は以下のリンクで確認できます。
全国のハローワーク
2.申請期間
追加要件を受ける3つの条件を全て満たした日の翌日から1か月以内に追加支給の申請をします。
3.提出書類
〇マイナンバーカード
または
教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証
(マイナンバーカードを利用しない場合)
〇資格取得を証明する書類(合格証など)
教育訓練給付金の電子申請について
教育訓練給付金の「受給資格確認」と「支給申請」は、電子申請が可能です。
電子申請は「e-Gov電子申請」から行います。
電子申請は便利ですが、デメリットも。
メリットは次のとおり
- 窓口まで出頭する必要がない
- 曜日や時間に関係なくいつでも申請できる
デメリットは次の3つ
- スマホが使えず、パソコンでやり取りする
- パソコンに慣れていないと難しい
- ICカードリーダやインターネット通信環境などのコストがかかる
教育訓練給付金のQ&A
Q 公務員や自営業者は給付金をもらえるの?
公務員や自営業者でも給付金を
もらえるの?
教育訓練給付金をもらえないんだ
公務員や自営業の方は雇用保険に
加入していないからだよ
Q 受給開始日とはいつ?
受講開始日とはいつのこと?
受講開始日は、指定教育訓練実施者が証明する日だよ
具体的には
- 通学制の場合は、教育訓練の所定の開講日
- 通信制の場合は、教材の発送日
になります。
Q 終了日とはいつ?
修了日とはいつのこと?
教育訓練給付制度の対象講座で
定められている訓練期間の最終日のこと
詳しくは教育機関に問い合わせて
Q 資格試験を受けなくてももらえるの?
試験を受けなくても、
教育訓練給付金をもらえるの?
もらえるよ
受験の有無は給付金をもらう条件ではないからだよ
各講座指定の修了要件等を満たしていればいいんだ
Q 試験が不合格だったらもらえないの?
試験が不合格でも教育訓練給付金をもらえるの?
もらえるよ
試験の合否は、給付金の条件では
ないからね
講座の修了要件を満たせば給付金はもらえるよ
Q 「教育訓練給付金」と失業保険のダブル受給はできる?
「教育訓練給付金」をもらっていると失業保険はもらえなくなる
のかな?
「教育訓練給付金」をもらっていても条件を満たしていれば失業保険を受給できるよ
詳しくは、最寄りのハローワークで確認してください。
全国のハローワーク
Q 給付金って対象年齢あるの?
40代・50代でも給付金を
もらえるの?
教育訓練給付金に年齢制限は
ないんだ
雇用保険の加入期間を満たして
いれば誰でも申請できるよ
なお、名前が似ている給付金で「教育訓練支援給付金」があります。
「教育訓練支援給付金」の対象は45歳未満になります。
「専門実践教育訓練」を受講している人をさらに支援するのが目的です。
「教育訓練支援給付金」の詳細は
政府広報オンライン 「教育訓練給付制度があなたのキャリアアップを支援します」
の「5.専門性を高めて更なるキャリアアップを目指すかたに」を参照してください。
Q 通信制や夜間制の講座も給付金をもらえるの?
通信制や夜間制の講座でも給付金をもらえるのかな?
通信制や夜間制でも、給付金の対象講座となっていれば給付金を
もらえるよ
Q 給付金をもらうと会社にバレるの?
給付金をもらうと
今勤めている会社に
教育訓練を受けているのが
バレちゃうのかな?
会社にバレる心配はないよ
教育訓練給付金の申請を行う際に、会社から発行してもらう書類はありません。
給付金を受け取ったからといって、会社に通知がいくケースもないのです。
転職を見据えたスキルアップで教育訓練を利用しても会社にバレるケースはないでしょう。
Q 適用対象期間の延長ってなに?
病気で仕事を辞めて治療に1年以上かかってしまった
仕事を辞めて、1年以上経ったので教育訓練給付金はもらえないの?
病気や妊娠、出産などの理由で受講できなくても、給付金を受けられる場合があるよ
適用対象期間を延長について
適用対象期間とは、離職してから受講開始日までの期間をいいます。
教育訓練給付金の場合は1年です。
以前雇用保険に加入していた人は、原則として退職日の翌日から1年以内に、受講をスタートする必要があります。
ただし、病気やケガ、妊娠、出産などの理由で引き続き30日以上教育訓練の受講を開始できない日がある場合、適用対象期間を最大19年まで延長ができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
適用対象期間延長が最大20年になります| 厚生労働省
あなたもおトクに資格を手にしよう!
ここまで資格を取る際にかかる費用の一部をもらえる「教育訓練給付金」について解説しました。
資格を目指すあなた、使わない手はないですよね。
給付金を活用しておトクに資格をゲットしましょう。
ところで
資格ゲットに興味が出てきたけど
どの資格にチャレンジしようかな
- 具体的にどんな資格を目指せばいいのか
- 40代・50代におすすめの資格は何か
を見つけたい方には
次の記事で
40代・50代におすすめの資格を
紹介しているよ
40代におすすめの資格
50代におすすめの資格
上の記事を参考に
あなたにピッタリの資格を
見つけてね
コメント